ブロックリスト、とか、えー、ブロックファイル、とか……まあ何とでも……
(ただのテキストファイルなので気を楽にしてください)
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ブロックファイル(あるいは、あなたのナンバープレートが偶数ならブロックリスト)、また同時にパンゴパンゴの原住民には「プツプツ」(あるいは「ひどくカリフラワーのようなにおいのする人」)として知られるコレは、多種多様の使い道があります。

名前が示すように、これは広告やクッキー、その他諸々(実際、その他諸々であることが多いのですが)をブロックするのに使用することができます。しかし、これはそれ以上に様々な用途に使用できます(このことは、名前の意味しているものが、的はずれな名前を意味しているかもしれないということを意味しています。話が脱線しましたが)。

ブロックリストには、およそどんなものでも記述することができ、Proxomitron のフィルタ内であればどこでも、リストのアイテムをチェックしたい場所に使うことができます。しかし、もしあなたが独自のフィルタを作成しないのであれば、このことはあまり気にしなくても構いません。多くのリストはウェブサイトの URL(つまり、ブラウザに表示される www.stuff.com/... のことです) を並べたものになると思います。ブロックリストのポイントは、これらのリストに簡単にアイテムを追加していくことができる、ということです。

と、まあいろいろ書きましたが、この使い方は本当に簡単です(本当です。何も含みはありません)。 Proxomitron にはあらかじめいくつかのリストが同梱されています。

AdList (これは、ブロックする広告配信サイトの URL リストです)
CookieList (クッキーを許可するサイトのリストです)
BypassList (Proxomitron に何も変更させないサイトのリストです)
NoImages (テキストのみで表示させるサイトのリストです)

これらのリストは複数のフィルタで使用され、記載されたサイトで何をどうするか決定するために使用されています。これらのリストに新しいサイトを追加するのはとても簡単です。たとえば、あるページにブロックしたい広告か何かがあったとします。以下の手順でリストに追加してください。

これは「Add URL to Blockfile」ダイアログの表示例です。URL を追加する場合、「http://」の部分が取り除かれていることに注目してください。これは故意にそうなっています。この部分を含める必要はありませんので。

また、URL エディットボックスの右側をクリックして表示されるドロップダウンリストから、最近の URL を選ぶことができます。これを使うことで、ブラウザ(実際はウェブマスター)があなたから隠そうとしていても、ブロックしたいものの URL を見つけやすくなります。特に、訪れているサイトと一致しないように見えるホスト名(URL の最初の部分です)を探すような場合に有効です。

ブロックリストは、ただのテキストファイルです。もし必要ならば、ここでブロックファイルを編集することもできます。そのためには「Edit」をクリックして、リストを選んでください。お気に入りのテキストエディタ(「.txt」ファイルが関連づけられているプログラムです。ウィンドウズのデフォルトではメモ帳になります)でそのリストが開きます。

URL を追加する前に、その中で不要な部分を削除したいと思われるかもしれません。URL のうち、本当に必要な部分だけを入れるようにしてください。たとえば、広告の URL は以下のように入り組んでいるかもしれません...

www.obnoxious-banners.com/ads/banners/pop?victim_id=232&annoyance=54&intrusion=100&invasiveness=45

そして、バナーごとに微妙に異なっているかもしれません。これに対処するには、この全部を入れないことです。上の URL を見ると、広告が「www.obnoxious-banners.com」から来ていることがわかります。ふむ、彼らから送られてくるものは、全部不要だと言っても問題なさそうですね。そこで、ブロックリストに追加する URL は以下のようにすればいいでしょう...

www.obnoxious-banners.com/

これは「www.obnoxious-banners.com」への接続を完全にブロックし、彼らが送ってこようとする広告は全て、さらりと防ぐことができるでしょう。

時には、広告業者は狡猾にホストネームを変えてくるかもしれませんね。以下の例をご覧ください。

ad121.obnoxious-banners.com/ads/banners/pop?victim_id=232...
ad232.obnoxious-banners.com/ads/banners/pop?victim_id=232...
ad454.obnoxious-banners.com/ads/banners/pop?victim_id=232...

しかし、我々はこれらのナンバーを全て追加する必要はありません。アスタリスク「*」のような簡単なワイルドカードを使って、さくっと全部にマッチさせることができます。

*.obnoxious-banners.com/

これでだいたいうまくいくでしょう。マッチングに詳しくなると、以下のような表現を使用したくなるかもしれませんね...

(www.|)someplace.com/ これは www.someplace.com あるいはただの someplace.com にマッチします。
([^.]+.|)someplace.com/ これは anything-up-to-the-first-dot.someplace.com あるいはただの someplace.com にマッチします。
[^/]++someplace.com/ これは anything.at.all.before.someplace.com にマッチします。
(訳註:anything-up-to-the-first-dot は「最初のドットが来るまでの全てのもの」、anything.at.all.before は「~より前の全てのもの」という意味です。)

注:絶対に必要というわけではないのですが、もし最初にワイルドカードを置く場合は、ホストネームの最後はスラッシュ「/」で終わるようにしてください(上記の例のように)。こうすることで、Proxomitron はリストを素早く検索できるようになります。

こういった手の込んだマッチを使うことは、アスタリスク「*」を使うよりも良い結果をもたらすことがあります。つまり、アスタリスクを使った場合は、URL が、ホストネームの後で「someplace.com」を含む場合でもマッチしてしまうからです。以下のような場合でも、ということです...

wwww.someplace-else-entirely.net/gamera/eats/someplace.com/for-lunch.html


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