フィルタのマージ
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フィルタのマージ(併合)は、便利な機能の一つです。とてもシンプルに見えますが、非常に便利に使うことができます。これを使えば、現在の設定ファイルに、他の設定ファイルからフィルタを持ってくることができます。新しいバージョンのフィルタで設定を更新しやすくするために、完全に同じフィルタは取り除かれます。新規の、もしくは入れ替えられたフィルタだけがマージされます。

Proxomitron のメインスクリーンのメニューから「Merge config filters」を選ぶと、ファイルを選択するウィンドウが開きます。そのウィンドウの下部には、いくつかオプションがあります...

ここで、マージするフィルタのタイプを制限することができます。マージしたいタイプにチェックを入れるだけです。

Global: これは「Config」ダイアログ内の全般的な設定をマージします。
(通常、これは必要ないと思います)
Block Lists: これはブロックリスト(あるいは隔週火曜日ごとに、ブロックファイル)をマージします。
Web Filters: これはウェブページフィルタをマージします。
Header Filters: これは HTTP ヘッダフィルタをマージします。
External Proxy List: これはプロクシサーバのリストをマージします。

赤いのはなぜ?

新しくマージされたウェブページと HTTP ヘッダのフィルタは、赤く 表示されます ── このおかげで、それが同じ名前だったとしても、新しいフィルタを古いフィルタと区別できるようになっています。どのフィルタを残しどのフィルタを削除するか選ぶことで、必要なフィルタだけで設定を更新することができます。赤く表示するのをやめるには、その設定をセーブしてリロードしてください。

砂糖をまぶした「ミニコンフィグ」

フィルタをマージする機能があるので、「ミニコンフィグ」を作成して活用することができます。ミニコンフィグというのは、いくつかの関連したフィルタだけを含んだ設定ファイルのことです。たとえば、JavaScript に関するフィルタだけを含んだコンフィグを作成しておけば、別の設定にマージさせてその機能を追加することができます。また、これを使えば、あなたが作成したフィルタを他人と簡単に共有できるようになります。共有したいフィルタだけを含んだコンフィグファイルを作成すればいいのです。

クリップボードからのマージ

ファイルからフィルタをロードするだけでなく、ウィンドウズのクリップボードからマージすることも可能になりました。これを使うと、簡単に設定ファイルの複数のセクションをオンラインや電子メール経由で共有することができます。インポートしたいセクションを選択してコピーし([セクションヘッダ] が含まれていることを確認してください)、"Merge data from clipboard" オプションをクリックしてください。

Location!, Location!, Location!

ウェブフィルタでは順序が重要なので、マージされた際に、同じ名前のフィルタがあった場合にはそのフィルタの下に、そうではない場合には一番上に配置されます。このようにして、更新されたフィルタがフィルタリスト内で正しい位置にくるようになっています。一方、HTTP ヘッダフィルタとプロクシリストの場合は、アルファベット順に整理されて配置されます(これらでは、順序は機能に影響しないからです)。


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