このサイトでは、Proxomitron というソフトウェアについて日本語での情報を提供しています。
Proxomitron は、Windows 上でローカルプロクシとして動作し、HTTP サーバからの情報を書き換えてからブラウザに渡すことで、ウェブサイトをさまざまにカスタマイズすることができるソフトウェアです。詳しくは 日本語訳説明書 をご覧ください。
作者である Scott R. Lemmon 氏が亡くなったため、現在公式サイトは存在しません。英語での情報は Proxomitron.info または メーリングリスト などでやりとりされています。
Windows 7 (32bit、64bit とも)において、Proxomitron が動作することを確認しました。
Proxomitron はもしかするとサーバから HTTP 204 No Content が返ってくると接続しっぱなしになるのかな、と 地震ハザードカルテ 内の google map と Proxomitron の挙動を見ていて気づいた。そこでこんなフィルタを作って実験中。ただ、バイパスしている(バイパス用のブロックファイルに追加している)サイトではこのフィルタ自体がバイパスされるのでどうしよう。
[HTTP headers] In = TRUE Out = FALSE Key = "URL: RESP HTTP 204 disconnector (in)" Match = "$RESP(204*)" Replace = "$LOG(RStatus code 204 matched and disconnected)\k"
フィルタが "URL: " で始まっているのは、そうじゃないと余計なヘッダが追加されてしまうため。
少し前から exblog、excite blog が proxomitron を通していると(ほとんど)見ることができないという問題。もしかしたら cookie の関係かな? しばらくの間、proxomitron が関係しているとは全く思わず、なんて重いブログサービスなんだ……とか思ってました。
[HTTP headers] In = FALSE Out = TRUE Key = "Cookie: Kill a cookie for exblog (out)" URL = "[^/]++.exblog.jp|blog.excite.co.jp" Match = "*"
ProxEditor という日本語が使用可能なフィルタエディタがあるようです。
環境依存かもしれませんが、Firefox + Proxomitron の組み合わせで使っていて、ランダムに以下のような表示になってしまうことはないでしょうか(画像クリックで拡大)。
これは、Proxomitron の設定で 「Local connections persist for: 」のチェックを外すと出なくなるようです。
このチェックを外しても Firefox、および IE でのアクセス速度にはあまり変化がないようですが、Google Chrome でのアクセスがかなり遅くなります。このとき Proxomitron の「Active connections: 00」の数値を見ていると、Chrome の場合は 2→0→2→0→1→0 というように、1~2 アクセスごとに無アクセスの時間が 0.5秒~1秒程度挟まり、間欠的にアクセスしているので遅くなるようです。何かのタイムアウトを待っているようにも見えますが、よくわかりません。
Chrome の場合は「Local connections persist」のチェックが入っていても特段の不具合はなさそうなので、メインブラウザが Chrome であればチェックを外さない方がいいかもしれません。
また Internet Explorer(およびそのレンダリングエンジンを使用しているブラウザ) + Proxomitron の環境では、まれにアクセスした瞬間に切断される(リロードすると問題なく表示される)という不具合がありますが、もしかすると「Local connections persist」のチェックを外すことで出なくなるかもしれません(1~2日しか検証していないのでまったく確証はありません……)。
サーバ移転テスト中。
トップページに Proxomitron 等に関する Wiki へのリンクを追加しました。各コマンドの動作などについて、細かく検証した記事があります。フィルタを公開したりもできるようです。
Proxomitron Naoko-4.5 "June" を Proxomitron-J からもダウンロード できるようにしました。同時に、2年近く前に送っていただいたままになっていた "June" 用日本語化パッチもダウンロードできるようにしました。
"June" というのは、正式に公開された Proxomitron Naoko-4.5 (便宜的に "May" と呼ばれています)の後で、非公式に公開されたバージョンです。 当時いろいろな経緯があったためここでは公開するのを見合わせ、 その後そのままの状態になっていたものですが、プログラムとしては "May" の バグ修正版ということもありますので、ここで改めてダウンロード可能な 状態にしました。 今まで Proxomitron.info などで ダウンロードすることができたものと同一のものです。 違いについては、 DOWNLOAD を参照ください。
今まで Naoko-4.5 "May" をお使いの方が "June" に切り替える場合は、zip アーカイブに含まれる「Proxomitron.exe」だけを置き換えればいいと思います。
Proxomitron のメニューから Help → About (日本語化している場合は「ヘルプ」
→「バージョン情報」)とたどって表示される画面で、
Version: Naoko 4.5 (2003-6-1) となっていれば "June"、
Version: Naoko 4.5 (2003-5-22) となっていれば "May" であることを表します。
2004年5月1日、Proxomitron の作者である Scott R. Lemmon さんが亡くなったそうです。このことは、Computer Cops で伝えられています。Computer Cops を管理している Paul 氏に、Scott さんのご家族の方からメールが送られたとのことです。僕はこの情報を確認する方法を持っていません。
今はショックで、何を書けばいいのかわかりません。僕が初めて Scott さんにメールを送ったのは2000年1月で、それ以来何度もメールをやりとりしてきました。ウェブサイトを開く際にはアドバイスをもらったりもしました。数年に渡る交流で、今では彼が友人のように感じられます。
彼は Proxomitron を開発し、自由に使わせてくれました。開発を停止するまで、作者自ら積極的にサポートしてくれました。ユーザーコミュニティにおける彼の誠実な姿勢からは、学ぶことが多くありました。
開発を停止することが決まったときには、Proxomitron とは関係のない話題で盛り上がったことを覚えています。彼は日本好きで、日本語を勉強していると言っていました。ひらがなとカタカナは読めるようになったそうです。
彼が亡くなったことは、本当に悲しく、残念でなりません。彼が我々のためにしてくれたことに、心から感謝します。そして、心からご冥福をお祈りします。