メタキャラクタのクイックレファレンス
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これは Proxomitron の特別なキャラクタについての簡単なリストです。さらに詳細な解説については、マッチングルール をご覧ください。

マッチング・メタキャラクタ

*   任意の文字列にマッチします。
?   任意の1文字にマッチします。
[abc]   括弧内の任意の1文字にマッチします。
[^a-z]   括弧の中に無い任意の1文字にマッチします。
[#x:y]   数の範囲に対するマッチです。負の数もサポートしています。
" "   (スペース)常にマッチしますが、空白文字を消費します。
\s   スペースの文字列のみにマッチします。
\w   文字数に関係なく、スペースと ">" 以外の全ての文字列にマッチします。
\t   タブ・キャラクタひとつにマッチします。
\r   キャリッジ・リターンひとつにマッチします。
\n   ニューライン・キャラクタひとつにマッチします。
\0-9   マッチしたものを変数に格納します ―― "*" と同じように働きます。例外として、括弧の直後に置かれている場合があります: "( ... )\1"
\#   置換スタックにマッチしたものを追加していきます。
&   AND 関数です。
&&   AND-AND です(AND に似ていますが、後半部分がマッチする範囲を制限します)。
|   OR 関数です。
(^...)   NOT 関数です。
(...)   表現をグループ化します。否定形は "(^ ... )" です。
+   マッチしなくなるまで直前のマッチを繰り返します。
++   "+" と同様ですが、後ろに続く部分が真になるまでしかマッチしません。
+{5}   + や ++ で表されるパターンが5回繰り返される場合にだけマッチします。
+{2,7}   + や ++ で表されるパターンが2回から7回の繰り返しであった場合にマッチします。
+{3,*}   + や ++ で表されるパターンが3回以上の繰り返しであった場合にマッチします。
\   メタキャラクタの特別な意味をエスケープします。
=   魔法のイコール ―― その前や後ろにあるスペースも吸い込みます。
"   魔法のクオート ―― ダブルクオートとシングルクオートの両方にマッチします。
'   賢い終わりのクオート ―― 入れ子のクオートに対処してくれます。
<start>   ページの最初にそのアイテムを挿入します。
<end>   ページの最後にそのアイテムを挿入します。

特別なマッチングコマンド

(m=マッチさせる値 r=置換テキスト b=boolean値)

$ADDLST(ListName, r)   ブロックリストに新しいアイテムを追加します。
$ADDLSTBOX(ListName, [title,] r)   ブロックリストに新しいアイテムを追加するかどうか、ユーザに尋ねます。
$ALERT(r)   メッセージをポップアップ表示します。
$ASK(List, List, prompt, r [,r])   アイテムをフィルタするかどうか、ユーザに尋ねます。
$AV(m)   クオート以外の属性値にマッチします。
$AVQ(m)   クオートを含んだ属性値にマッチします。
$CON(x,y,[z])   現在の接続番号をテストします。
$CONFIRM(r)   はい/いいえ タイプのダイアログを表示します。
$DTM(fmt)   現在の日付、時間、接続番号を挿入します。
$ESC(r)   文字列中の特別なキャラクタをエスケープし、URL として使っても安全なようにします($UESC の反対です)
$FILE(filename)   ファイルの内容を置換テキストとして挿入します。
$FILTER(b)   フィルタを使用するかどうかを強制します。
$GET(var)   指定されたグローバル変数の値を返します。
$IHDR(header: m)   受信するヘッダにマッチします。
$INEST(start,[m],end)   nest に似ていますが、最初のタグが既にマッチしていることを想定しています。
$JUMP(url)   URL をリダイレクトします(透過的ではありません)。
$KEYCHK(keycodes)   ユーザーによるキーの押下をテストします。
$LOCK()   ページ間で同期を取るために、フィルタをロックします。
$LOG(r)   テキストをログウィンドウに追加します。
$LST(listname)   任意の検索表現に、ブロックリストを含めます。
$NEST(start,[m],end)   入れ子になったタグを見つけます。
$OHDR(header: m)   送信するヘッダにマッチします。
$RDIR(url)   URL をリダイレクトします(透過的です)。
$RESP(m)   ウェブーサーバの応答ステータスコードにマッチします。
$SET(0=r)   変数(\0-9 または \#)に特定の値をセットします。
$SET(var=r)   指定されたグローバル変数に特定の値をセットします。
$SETPROXY   その接続に対して特定のプロクシを使うようにします。
$STOP()   ページの残りの部分に対してそのフィルタを無効にします。
$TST(var=m)   名前の付けられた、または数字の変数の値をテストします。
$TST(var)   変数の値と現在のテキストを比較します。
$TYPE(type value)   処理中のページの種類をチェックします。
$UESC(r)   16進の "%xx" スタイルの URL エスケープを取り除きます。
$UNLOCK()   $LOCK されたフィルタのロックを解除します(任意)。
$URL(m)   フィルタの検索部内で URL にマッチします。
$USEPROXY(b)   その接続に対してプロクシのオン/オフを切り替えます。
$WESC(r)   テキスト内のワイルドカードをエスケープします。

置換テキストのエスケープ

\0-9   変数の内容を置換テキストに挿入します。
\#   使われるたびに、置換スタックのアイテムを一つずつ挿入していきます ―― 先に入ったものが先に出て行く法則に従います。
\@   置換スタックにあるアイテムを全て挿入します。
\\   バックスラッシュをひとつ挿入します。
\a   URL のアンカーテキストを挿入します("#" の後ろの部分です)。
\d   Proxomitron のベースディレクトリ(インストールしたディレクトリ)を "file://" URL フォーマットで挿入します。
\h   URL のホスト部分を挿入します。
\k   現在の接続を切断します。
\p   URL のパスの部分を挿入します。
\q   URL の query string を挿入します("?" の後ろの部分です)。
\u   現在のウェブページの完全な URL を挿入します。
\x   URL コマンドのプレフィクスを挿入します(設定されている場合)。


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