Proxomitron の URL コマンド
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場合によっては、Proxomitron をブラウザから直接操作した方が便利です。このために、Proxomitron には URL コマンド の機能があります。URL コマンドは、ブラウザのアドレスバー内で ホスト名 の前に付けて使います(多くの場合、これは http://www. の間の部分になります)。これらのコマンドは通常、ドット2つ「..」もしくはスラッシュ2つ「//」で終わります...

http://SomeUrlCommand..www.somewhere.com/foo.html

URL コマンドを使えば、様々なことができます。現在のページをバイパスしたり、ソースを表示したり、Proxomitron の新しい設定ファイルをロードしたりできるのです。コマンドを ブックマークお気に入り に追加しておいて、素早くアクセスできるように設定することもできます。

URL コマンドのセキュリティ

URL コマンドは、セキュリティ上のリスクになる可能性があります! 訪れたウェブページが、あなたが Proxomitron を使用していることを推測して、URL コマンドを使おうとすることもあり得ます(そして、フィルタを勝手にバイパスされる可能性があります)。

注: もし、外部の IP アドレスから Proxomitron へのアクセスを許可している場合は、危険性はさらに増大します!

これを多少安全にするために、設定ダイアログ で、URL コマンドにプレフィクスを付けるよう設定することができます。プレフィクスは、パスワードと似たような働きをします。たとえば、「Puyo-」というプレフィクスを設定したとします。それから URL コマンド、たとえばソースを見るコマンドの「src..」を使うとすると、以下のように入力する必要があります。

http://Puyo-src..www.somewhere.com/foo.html

ウェブサイトの方では、あなたが独自に設定したプレフィクスを知り得ないので、たとえあなたが Proxomitron を使っているということを推測されたとしても、URL コマンドを使用されることはありません。常になんらかのプレフィクスを使用するようにしてください。それがどんなに短いものでも、守りを強化する役に立つでしょう。

また、設定ダイアログには URL コマンドを完全に無効にするオプションもあります。もし外部の人に Proxomitron へのアクセスを許可していて、彼らが新しい設定をロードしたり、あなたの PC 内のファイルを読んだりするのを禁止したいのであれば、このオプションを有効にした方が賢いかもしれません。

これがコマンドです...

これが現在実装されているコマンドのリストです。設定したプレフィクスを前に付けるのを忘れないでください。

http://src..www.host.com/some/webpage

ウェブページの「本当の」ソースを表示します(JavaScript や dynamic HTML には影響されません)。ブラウザでソースを見ることができない場合や、dynamic HTML がそれを置き換えてしまう場合に有効です。構文に応じてテキストをハイライトする機能が備わっています。

http://dbug..www.host.com/some/webpage

「src..」と同様にソースを表示しますが、それに加えて、それぞれのウェブフィルタがどのテキストにマッチしたかといった、デバッグ情報も表示します。ログウィンドウで「HTML Debug Info」オプションを使用した場合と同様のものです。

http://load//filename?url

Proxomitron の設定ファイルを読み込むのに使用します。Path の部分に読み込むファイルを指定します。また、設定ファイルが読み込まれた後、自動的に開く URL を「?」の後に指定することもできます。設定ファイルが Proxomitron のディレクトリにある場合、そのフルパスを入れる必要はありません...

http://load//default.cfg?http://www.microsoft.com/

http://file//path

ローカルファイルを、ウェブページと同様にフィルタリングするために使用します。file:// URL をブラウザで使用するのと同様のものです。

http://bypass..www.host.com/some/webpage

その URL のみフィルタリングをバイパスさせるのに使用します。

http://bout..www.host.com/some/webpage

送信する(outgoing)ヘッダフィルタのみをバイパスします。

http://bin..www.host.com/some/webpage

受信する(incoming)ヘッダフィルタのみをバイパスします。

http://bweb..www.host.com/some/webpage

ウェブフィルタのみをバイパスします。

http://https..www.host.com/some/secure/webpage

ローカルページを暗号化しないで「セキュア」https: ページを読み込むのに使用します。https をサポートしていないブラウザでセキュアページにアクセスするために使用できます。また、ブラウザが出す https の警告メッセージを避けるためにも使用できます。実際の外への接続は暗号化されていますが、Proxomitron はそのページを復号化し、フィルタリングしてブラウザに送ります。注:この機能を働かせるためには、SSLeay/OpenSSL の .dll ファイルが必要です。

http://Local.ptron/some-object.gif

これは上記のような「本来の」URL コマンドではありませんが、関係があります。「Local.ptron」は、Proxomitron の html フォルダにあるファイルを読むための、特別なホスト名です。通常このフォルダには、Proxomitron がエラーメッセージやフィルタで使用する、画像や HTML ファイルが入っています。その一つの例が「killed.gif」ファイルです。これはフィルタリングされた画像を置き換えるために使用される、透明 GIF ファイルです。もう一つの例は「ViewSrc.css」ファイルです。これは Proxomitron のソースを見る機能で、構文に応じてテキストをハイライトするために使用されているスタイルシートです。

このフォルダに、好きなファイルを置いて使うことができます。ここに置いたファイルは、Proxomitron へアクセスできるクライアントならばどこからでもアクセスできます。Local.ptron コマンドには、URL プレフィクスは必要ないということを覚えておいてください。特に、他人と Proxomitron へのアクセスを共有している場合は、これを知っておくことが重要です。このフォルダには、貴重なファイルは置かない方がいいでしょう。しかし、/html フォルダの内部だけがアクセス可能なので、フィルタで使用するファイルを共有するための、安全な場所を作ることができます。バージョン Naoko 4.2 から、サブフォルダ内のファイルも含まれるようになりました。

コマンドを重ねる

また、複数のコマンドを並べて使うこともできます。こんな風に...

http://src..bypass..www.host.com/some/webpage

URL プレフィクスを使用している場合は、最初のコマンドの前に1回だけ付けてください(それぞれのコマンドの前に付ける必要はありません)。

javascript ブックマークの使い方

ワンクリックでウェブページをバイパスしたり、ソースを表示したりする方法の一つは、JavaScript ブックマーク を使用することです。これは URL の代わりに JavaScript を追加したブックマークのことです。こんな形です...

javascript:some-javascript-commands-here

これを使えば、現在の URL に自動的に URL コマンドを付けることができます。いくつか例を挙げておきます...

ウェブページをバイパスする...

javascript:document.location="http://Prefix-bypass.."+document.location.href.substring(7);

ページのソースを表示する...

javascript:document.location="http://Prefix-src.."+document.location.href.substring(7);

ページのソースを「dbug」モードで表示する...

javascript:document.location="http://Prefix-dbug.."+document.location.href.substring(7);

これを使うには、上記の例のようなスクリプトを URL として持つようなブックマーク(あるいは「お気に入り」)を作成するだけです(Prefix- の部分は、ご自分で設定したプレフィクスに置き換えてください)。あとは、見ているページでコマンドを有効にするために、ブックマークをクリックするだけです。私自身これらを使用し、そのいくつかは Netscape のツールバーに置いています。これは非常に便利です。クリック一回でページをバイパスしたりデバッグしたりできますから。


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